前回の自律神経の記事でも触れましたが、
睡眠不足や睡眠の質の低下は、体調不良や集中力の低下だけでなく、
ダイエットや健康維持にも大きく影響することがわかっています。

私たちは一日の約3分の1を睡眠にあてていますが、
現代社会では仕事・ストレス・スマホ習慣などにより、
多くの人が「理想より短い睡眠時間」で生活しているのが実情です。
🕒 日本人の平均睡眠時間(2024年データより)
2024年の国内アンケート調査によると、
- 男性:平均 6.6時間
- 女性:平均 6.5時間
で、理想の睡眠時間(平均 7.4時間)よりも約1時間短いことがわかりました。
また、**6割近くの人が「1日6時間程度の睡眠」**と回答しており、
日本人の多くが慢性的な睡眠不足に陥っている実態が見えてきます。
この傾向は国際的にも見られ、OECD(経済協力開発機構)の調査でも
日本は先進国の中で平均睡眠時間が最も短い国の一つとされています。
参考:
・クロス・マーケティング「全国47都道府県 睡眠に関する調査」(2024年)
https://www.cross-m.co.jp/en/report/20240409sleep
・OECD “Time spent sleeping, average per day”
https://www.nippon.com/en/japan-data/h00424/shut-eye-deficit-oecd-survey-reveals-japan-most-lacking-in-sleep.html
🌙睡眠不足による3つのデメリット
①ホルモンバランスの乱れで、太りやすく・疲れやすくなる
睡眠が足りないと、”食欲を抑えるホルモン(レプチン)”が減り、”食欲を増すホルモン(グレリン)”が増えます。
「つい甘いものが欲しくなる」「夜中にお腹がすく」といったことが起こりやすくなり、ダイエットの妨げに。
また、更年期以降は女性ホルモンの変化で代謝も落ちやすく、睡眠不足が重なると一気に体重が増えやすくなります。

②自律神経が乱れ、血圧や血糖値のコントロールが難しくなる
寝不足の状態が続くと、交感神経(活動モード)が優位なままになり、血圧・心拍数・血糖値が高めで安定しづらくなります。
その結果、「朝スッキリ起きられない」「体が重い」「頭がボーッとする」といった不調につながります。
とくに高血圧や糖尿病のリスクがある方は、睡眠の質を整えることが日中の体調管理の第一歩です。

③肌・髪・メンタルにも影響が出る
睡眠中には、細胞の修復や肌の再生を促す成長ホルモンが分泌されます。
睡眠が浅い・短い状態が続くと、肌のハリやツヤが失われ、髪もパサつきやすくなります。
さらに脳の疲労が抜けにくくなることで、気分の落ち込みやイライラが増えやすくなります。
「よく眠れた朝は肌も気分も軽い」というのは、実は科学的にも裏づけのあることなのです。

💡まとめ
睡眠不足は「ただの疲れ」ではなく、ホルモン・自律神経・代謝など、健康を支える土台そのものを揺るがします。
とくに40〜60代の女性にとっては、「よく眠ること」も立派な健康習慣のひとつ。
無理に我慢するより、しっかり眠ることが結果的に“体にも美容にもやさしい”選択になります。