私たちの体には、「意識しなくても働く神経」があります。
心臓を動かしたり、体温を保ったり、胃腸を動かしたり――
これらをコントロールしているのが 自律神経(じりつしんけい) です。

🩺自律神経は2種類の神経で成り立っています
| 神経の種類 | 主な働き | 例 |
|---|---|---|
| 交感神経 | 活動モード。体を動かす・緊張する・ストレスに対応する | スポーツ、仕事中、怒り、興奮 |
| 副交感神経 | 休息モード。体を修復・回復させる | 睡眠、リラックス、食後 |
この2つはシーソーのようにバランスを取って働いており、
どちらかに傾きすぎると、体のリズムが狂い、だるさ・不眠・食欲不振などの体調不良が出やすくなります。

🍂なぜ秋は自律神経が乱れやすいのか?
1️⃣ 気温・気圧・日照時間の変化
秋は1日の寒暖差が大きく、日中と夜で10℃以上違うことも。
体温調節を担う自律神経がフル稼働し、疲弊してしまいます。
また日照時間が短くなると、「セロトニン(気分を安定させるホルモン)」の分泌も減少。
その結果、精神的に落ち込みやすくなることもあります。
2️⃣ 夏の疲れを引きずっている
冷房や冷たい飲み物で、夏の間に体の芯が冷えたまま。
自律神経がオーバーワーク状態で、秋の気温変化に対応しきれなくなります。
3️⃣ 生活リズムの変化
気候がよくなり、外出や仕事、運動など活動量が一気に増える秋。
一方で睡眠時間が減り、休息とのバランスが崩れると、
これが「秋バテ」や「だるさ」「眠れない」といった不調につながります。

🌿女性が自律神経の乱れに敏感な理由
① ホルモンバランスと深く関係している
女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)は、脳の「視床下部」でコントロールされています。
この視床下部は、自律神経の中枢でもあるため、
ホルモンの変動=自律神経のバランスにも影響が出やすい構造になっているんです。
💬 たとえば…
- 生理前や排卵期 → 体温・気分・血流が不安定に
- 更年期 → エストロゲン低下で自律神経のスイッチが乱れやすくなる
季節の変化+ホルモン変化が重なる秋は、特に不調が出やすいタイミングです。
② 冷えやすい体質も影響
女性は筋肉量が少なく基礎代謝も低め。
そのため血流が滞りやすく、手足の冷え・肩こり・頭痛・めまいなどの症状が出やすくなります。

③ ストレスの影響を受けやすい
感情の変化(職場・家庭・人間関係など)も自律神経を刺激します。
女性は副交感神経の切り替えがやや遅い傾向があり、
ストレスから“リラックスモード”に戻るまでに時間がかかるといわれています。

🩷よくある「秋の自律神経トラブル」の例
- 朝起きられない・眠りが浅い
- 食欲のムラが激しい
- 胃の不快感・お腹の張り
- 手足の冷え、肩・首こり
- イライラ・気分の落ち込み
一見バラバラな症状でも、実は自律神経のアンバランスで説明できるケースが多いんです。

🌞自律神経を整える3つの習慣
① 朝の光を浴びる
目から入る光が脳に伝わり、体内時計をリセット。
セロトニンが分泌されて交感神経が自然にオンになります。
朝10分の散歩でも効果あり。
② 夜は“オフスイッチ”を意識
スマホの光や寝る直前の食事は交感神経を刺激します。
寝る1時間前は照明を落とし、ぬるめのお風呂でリラックスを。
③ 深い呼吸と軽い運動
ゆっくりした腹式呼吸(吸う4秒・吐く6秒)で心拍が落ち着きます。
ストレッチやヨガも、呼吸と動きのリズムで自律神経を整えるのに◎。

🌸まとめ
秋は“気温の変化”と“ホルモンバランスの揺れ”が重なる季節。
自律神経のバランスを保つには、
朝の光・夜のリラックス・深い呼吸――この3つを意識することが大切です。
体と心のリズムを整えて、穏やかに秋を楽しみましょう。